SG基準(日本)
製品安全協会が定める日本の安全基準。「SGマーク」が付いた製品は、構造・強度・安定性・耐久性などの試験をクリアしています。
SGマークのメリット
- 製品の欠陥が原因の人身事故に、1事故あたり最高1億円の対人賠償制度(日本国内・マーク有効期限内などの条件あり)
- A型・B型の分類(使用月齢の区分)も SG が規定
- 多くの国内メーカーが採用
A型・B型の SG 規定
- A型:生後1か月頃(首すわり前)から使えるタイプは背もたれ150度以上にリクライニング。首すわり後の生後4か月頃から使うタイプもあります。使用期間は製品ごとに最長48か月まで。
- B型:腰がすわる生後7か月頃から。使用期間は製品ごとに最長48か月まで。背もたれを起こした姿勢で使います。
※対象月齢や角度は製品ごとに異なります。実際の製品表示・取扱説明書で確認しましょう。
EN規格(欧州)
EN1888 がベビーカー用の欧州規格。海外輸入ブランドは多くがこの規格に準拠。
- 強度試験:本体への加重
- 安定性試験:傾斜面での転倒
- 使用上の注意事項表示
- 有害物質含有量チェック
ASTM規格(米国)
米国の安全基準(ASTM F833 など)。UPPAbaby など米国系ブランドが対応しています。日本では参考程度です(Maxi-Cosi はオランダ発の欧州系ブランドで、主に EN 規格に対応)。
PSC(日本の消費生活用製品安全法)
国の技術基準を満たした証として表示される強制マーク。2026年7月8日から、ベビーカーもPSCの規制対象に加わり、子どもの顔が描かれた丸型の「子供PSCマーク」の表示対象になりました(マークのない製品の販売には2年間の経過措置あり)。購入時は、このマークと使用上の注意表示もあわせて確認しましょう。
基準を持たない製品の注意
ノーマーク製品のリスク
海外通販・並行輸入品にはマーク無しのものも。「安いから」と飛びつく前に、最低限の安全基準(SG/EN/ASTM)のいずれかをクリアしているか確認を。
店頭での確認方法
- 本体に貼られたシールやタグ
- カタログ・取扱説明書の表記
- 製品安全協会公式サイトでの製品検索
- メーカー公式ページでの仕様確認
マーク認証されてもチェックすべき項目
安全基準はミニマム基準。プラスαで確認したい点:
- 使用者の身体に合うサイズ
- 実使用想定での安定性
- ベルト・ロックなど機構の動作
- 素材の手触り・通気性
事故事例から学ぶ
過去の事故報告から、特に注意したいシナリオ:
- 段差・階段での転倒
- ベルト未装着での飛び出し
- 折りたたみ動作での指挟み
- ブレーキ未ロックでの暴走
詳細は事故事例と予防策へ。
定期点検の習慣
- 月1:ネジ・ボルトの緩みチェック
- 月1:タイヤ摩耗・回転
- 月1:ベルト・バックル動作
- 半年:シート・幌の劣化
- 1年:メーカー点検(推奨)